参加作家紹介
中﨑 透/NAKAZAKI Tohru
1976年茨城県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーション等、形式を特定せず制作を展開している。展覧会多数。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室(中﨑 透+遠藤 水城)」を設立し、運営に携わる。2011年より「プロジェクトFUKUSHIMA!」に参加。主に美術部門のディレクションを担当。
牛島 智子/USHIJIMA Tomoko
1958年福岡県生まれ。九州産業大学芸術学部美術学科卒業後、Bゼミスクール入所を転機に神奈川県に17年在住し1997年福岡県八女市に居をもどし、現在に至る。1980年よりグループ展、個展等でインスタレーション、変形キャンバスの作品を多く発表してきた。八女デザイン会議(市民団体)のもとで伝統産業を調べていくうちに、2007年ごろから櫨・和紙・独楽なども作品に取り入れるようになった。今年3月で非常勤講師を辞め、授業という時間に縛られず人が生きていくとき必要な工夫、そんなことを見える形にしていきたいと思っている。
上村 卓大/KAMIMURA Takahiro
1980年高知県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程単位取得退学。2015年より福岡県に移住。彫刻家。主な展覧会として『変成態ーリアルな現代の物質性ー』(Gallery α M)や『sunlit Boulevardiers』『UNDER 35/2014』(BankART)等。
新庄 良博/SHINJO Yoshihiro
1951年福岡県生まれ。1980年より木を用いて物づくりを始める。1984年ステンレスを素材に抽象彫刻の世界へ。木彫大作を中心に制作している。1992年『アジア現代彫刻会日米交流展』等野外展及び海外での発表を行い、2003年には「アートスペース千代福」をオープンさせ、現代美術空間での舞踏公演、音楽家等とのコラボを行う。フランス、ドイツ、韓国等海外からの作家も多く訪れている。「アートスペース千代福」の大空間が大作中心の制作発表の手助けとなっている。
土屋 貴哉/Tsuchiya Takayoshi
1974年東京都生まれ。アーティスト/佐賀大学准教授。2001年東京芸術大学大学院修了。90年代末より、日常を支える環境化した環境物、環境システムへ、きわめてシンプルな方法で介入をほどこし、知覚に揺さぶりをかける作品を発表。それらは、映像・写真・平面・立体・インスタレーション等、多メディアに渡り展開される。近年はweb上で展開するネットアートシリーズも試みる。国際メディアアート展『FILE SP 2014』(サンパウロ)日本代表作家選出。
仲田 絵美/NAKATA Emi
1988年茨城県生まれ。2011年写真ワークショップ松本美枝子の「キマワリ荘の写真部」を修了。第6回写真「1_WALL」にて審査員奨励賞(小林紀晴・姫野希美 選)、第7回写真「1_WALL」にてグランプリを受賞。2015年写真集『よすが』(赤々舎)を出版。第41回木村伊兵衛写真賞ノミネート。近年の主な展覧会に、『なんでもない』(krautraum)、『VOCA展2017現代美術の展望ー新しい平面の作家たち』(上野の森美術館)、『あわい』(OGUMA)等がある。
http://nakataemi.com
辺口 芳典/HENGUCHI Yoshinori
詩人、写真家。2000年『Wasteland』誌にて詩人デビュー。2006年写真新世紀優秀賞を受賞。2011年デュッセルドルフのゲスト・アーティストに選出され『ANTI FOTO』展に参加。2014年シアトルから日英バイリンガルでの詩集『LIZARD TELEPATHY FOX TELEPATHY』を出版。2017年新築のホテル「The Blend Inn」のディレクション。edition.nordより写真集『mean』が出版される。
http://nukeme.thebase.in/
宮田 君平/MIYATA Kunpei
1981年宮崎県生まれ。福岡教育大学大学院美術教育課程修了。作品発表の度毎に、長距離を陸路移動したり、モデルに扮したり、海を泳いだり、飛んだり跳ねたり、異なるアプローチで自分の身体を使ったパフォーマンスを伴う作品を発表している。また、美術現場に関わるさまざまな仕事に携わりながら、その中で見える美術の構造についての作品制作を行っている。
脇田 あおい/WAKITA Aoi
1991年鹿児島県生まれ。熊本県在住。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了。2016年グループ展『シークレットドア』(ティルナ・ノーグ・ギャラリー)、個展『入ってます』(新宿眼科画廊)。ドローイングを中心にあっけらかんと亀の歩みで活動中。
うなぎの寝床/UNAGINO NEDOKO
「九州ちくごのものづくりを伝える」という命題を元に、2012年7月にアンテナショップとしてオープン。しかしながら、実際に活動をしていくと、店舗だけでは、地域文化は継続させられない。産業や地域にはさまざまな複雑な問題が入り混じっており、それと点で向き合っていくと、メーカーとしての活動や、動画制作、コンサルティング、通訳、翻訳、EC構築、webサイト制作等活動は多岐に渡るようになってきたという。地域文化を担保していくために経済を回す。作り手や地域がやれなさそうなことを補完していけるような活動を目指している。