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最後の浮世絵師「月岡芳年展」

 

概要

月岡芳年(1839-1892)は、師である歌川国芳の自由な発想を継承しつつ、西洋画の写実性を取り込み、迫力ある大胆な構図、静謐さと緊張感に満ちた一瞬を捉えた作風で、浮世絵の歴史の最後に強烈な閃光を放ちました。 「血みどろ絵」が有名な芳年ですが、歴史画、武者絵、風俗画、美人画と作品は多岐に渡ります。

本展では、妖怪画の傑作「新形三十六怪撰」、リアリティを追求した「新撰東錦絵」、近代日本画の美人画を予兆させる「風俗三十二相」、晩年の代表作「月百姿」などの重要な作品群から約150点を紹介します。幕末から明治への世の中の移り変わりを反映し、近現代の日本画にも影響を与えた天才浮世絵師・芳年の作品をご堪能ください。

会期:2024年10月26日(土)〜12月1日(日)
開場時間:10時〜17時(入場は16時30分まで) 
休館日:月曜日[ただし11月4日(月・祝)開館、翌5日(火)休館]
会場:九州芸文館 大交流室、教室工房1・2
観覧料:一般800円(600円) 高大生500円(300円) 小中生300円(100円)
 ※65歳以上の方は特別割引料金(600円) ※( )内は20名以上の団体料金
 ※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方
  およびその介助者は無料
 主催:九州芸文館美術展実行委員会
 共催:西日本新聞社
 企画協力:青幻舎プロモーション

主な展示作品

 
・《一魁随筆 西塔ノ鬼若丸》明治5~6年(1872~73)
 
・《新形三十六怪撰 蒲生貞秀臣土岐元貞 甲州猪鼻山魔王投倒ノ図》明治23年(1890)
 
・《風俗三十二相 遊歩がしたさう 明治年間妻君之風俗》明治21年(1888)
 
・《月百姿 玉兎 孫悟空》明治22年(1889)
 
 
・《新撰東錦絵 鬼神於松四郎三朗を害す図》 明治19年(1886)
 
・《日向之国高千穂の峯に隆盛桐野と同意の詩歌を吟ずる図》 明治10年(1877)

関連イベント

【講演会】芳年の「怪」と「快」

・講師:神谷浩(本展監修/徳川美術館副館長兼学芸部長)
・日時:10月26日(土)14時〜15時30分 
・会場:教室工房3・4
・定員:80名(先着順) 
 ※申込不要/参加無料(ただし本展観覧券が必要)

アクロスミュージック・キャラバン

・出演:寺田蝶美(筑前琵琶)
・日時:11月4日(月・祝) 第1部:13時30分~14時/第2部:15時~15時30分
・会場:エントランス・ギャラリー
・参加費:無料/申込不要(※先着順)
・主催:(公財)アクロス福岡、九州芸文館美術展実行委員会

摺り体験

《東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪》(歌川広重作)(はがきサイズ)を摺って持ち帰ることができます。
 
・日程:会期中随時(受付は16時まで)
・会場:展覧会場内
・参加費:200円(申込不要)
 ※1回につき、1名1枚まで
 ※時間帯によっては混雑する場合があります。
 
※イベントの内容を変更する場合があります。最新の情報はホームページをご確認ください。