ART×MUSIC: FUKUOKA PREFECTURAL MUSEUM OF ART COLLECTIONS
芸術の歴史を振り返ってみると、美術と音楽とはしばしば密接な関係を私たちに示してくれます。ときに音楽は美術家たちのインスピレーションの源となり、その逆もまた然りです。
本展は美術と音楽との接点を探るべく山喜多二郎太《静物》や片山攝三《山田耕筰氏》などの楽器や音楽家をモチーフとした作品、古川吉重《SOUND-10》などの音楽を想起させる抽象作品など、福岡県立美術館のコレクションから絵画や彫刻、工芸作品約30点をご紹介します。
また、音楽を原点に制作を続ける美術家・江上計太の過去の版画・映像作品および新作インスタレーション作品を展示し、美術と音楽の関係性について改めて捉えなおす試みを行います。
会期:2016年5月21日(土)〜7月3日(日)
時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)月曜休館
入場料:一般210円(160円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下、65歳以上の方およびその介助者、教職員引率による高校生以下および引率者は無料
主催:九州芸文館美術展実行委員会
アクロス・ミュージアムコンサート「芸文館に輝くハーモニー ブラスクインテット×美術」 ※終了しました。
美術からインスピレーションを受けた楽曲を中心に演奏します。
【曲目】プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」/ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』より ほか
【出演】トランペット:安部志穂里・内田三紀子/ホルン:森口洋輔/トロンボーン:村岡淳志/チューバ:宮原佑樹
【日時】5月21日(土)14:00〜15:00
【場所】大交流室 *定員200名〔先着順・参加無料・申込不要〕
【主催】(公財)アクロス福岡 http://www.acros.or.jp
レクチャー「美術と音楽の交わる領域について」※終了しました。
美術と音楽が交わった歴史から現代の作品まで、分かりやすく紹介します。
【講師】栗原詩子(西南学院大学国際文化学部 准教授)
【日時】6月11日(土)14:00〜15:30
【場所】教室工房3・4 *定員80名〔先着順・参加無料(※ただし本展観覧券が必要です)・申込不要〕
栗原詩子
音楽修士(東京藝術大学)、芸術工学博士(九州大学)。九州大学助教を経て、現在、西南学院大学准教授(国際文化学部表象文化コース)。著書に『物語らないアニメーション:ノーマン・マクラレンの不思議な世界』(春風社)、訳書にファシナ著『若いピアニストへの手紙』(共訳、音楽之友社)、ボスール著『現代音楽を読み解く88のキーワード』(音楽之友社)などがある。
きゅーはくきゃらばん!「音と絵からアジアを感じよう」 ※終了しました。
インドネシアの打楽器「アンクルン」などの珍しい楽器の体験やベトナムの「ドンホー版画」の塗り絵体験など、アジアの音楽や美術に関連したワークショップを楽しむことができます。(※すべて幼児〜大人まで参加可!)
【日時】6月19日(日)10:00〜16:00
【場所】アネックス1〔参加無料・申込不要〕
【主催】九州国立博物館 http://www.kyuhaku.jp
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竹楽器「アンクルン」の演奏体験
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「ドンホー版画」の塗り絵体験
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民族衣装の着用体験
学芸員によるギャラリートーク ※終了しました。
学芸員が展覧会や作品の見どころをお話しします。
【日時】6月4日(土)6月25日(土)14:00〜14:30
【場所】展覧会場〔参加無料(※ただし本展観覧券が必要です)・申込不要〕
美術×音楽 クロージング・ミニコンサート
『美術×音楽 福岡県立美術館コレクション展』閉幕にあわせ、ミニコンサートを行います。
【日時】7月3日(日)14:00〜(1時間程度)
【場所】大交流室 *定員100名(先着順・参加無料・申込不要)
【プログラム】
1. 出演:ブラスアンサンブル『直鞍サクラ・シンフォニア』
(トランペット:多比良 彰宏、満田 瞳/ホルン:武下紀夫/トロンボーン:東 仙代子/チューバ:原田 健太郎)
演奏内容:作曲/山田耕筰(1886-1965)・作詞/北原白秋(1885-1942)の唱歌(童謡)である「待ちぼうけ」や「この道」ほか、親しみある曲を演奏します。
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プロフィール:筑後地域で育ったメンバーも在籍する大編成アマチュア金管(ブラス)アンサンブル。福岡県若宮市を主な活動拠点とし、九州金管アンサンブルフェスティバルや北九州国際音楽祭、直鞍吹奏学祭など様々な演奏会に参加するほか、老人ホームでの演奏など依頼演奏も行っている。
2. 出演:フルート/徳永美由紀・中島ひかる
演奏内容:クロード・ドビュッシー(1862-1918)の曲ほか、クラシック曲を演奏します。
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プロフィール:フルート二人組によるユニット。
両者とも福岡県大牟田市生。それぞれ12歳からフルートを始め、高校時代には全国大会など様々な大会に出場。現在、大牟田市の市民楽団などにて活動中。
最新情報は館内入口・ホームページにて
1980年代以降の福岡のアートシーンを代表する美術家の一人、江上計太が音楽を基軸に、展覧会場に合わせて制作するインスタレーションの新作に取組みます。自身の音楽体験と理論から明快かつリズミカルに構成された線・色・形は、楽譜のようでもあり美術と音楽の交錯を提示してくれます。また、エリック・サティのピアノ曲名からタイトルを引用した版画作品《vexations》(1984年)、そして同時期に制作された実験映像など過去の作品も展示します。1951年福岡県大牟田市生。1977年東京藝術大学芸術学科卒業。1991年「第5回バングラデシュ・ビエンナーレ」最高賞受賞など、受賞多数。
*参考写真:《PSEUDO SCULPTURE》2016年
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