展示内容:インドネシアのスラバヤから招聘したアーティスト、アングン・スティアワンは、6月末から約1ヶ月半、九州芸文館に滞在しリサーチを行ってきました。その成果発表の場として、8月20日(土)よりDjinn Diplomacy ― The Aesthetics of Fear(目に見えないものとの交渉―怖れの美学)を開催いたします。来日してすぐに開催した展覧会でご紹介したように、これまでアングンはクチョアック・ティムルというコレクティヴのメンバーとして、主に地域の信仰や神話など、目に見えないものの力に着想を得た活動を展開してきました。そうした信仰や神話は、ある地域コミュニティの何かに対する不安や怖れ、畏敬の念がシンボル化したものであり、アングンはこの滞在期間中、日本人がどのようなことに怖れを抱き、それをどのようにシンボル化し、コントロールしてきたのかということに興味を持ち、リサーチを行ってきました。本展では、その成果をひとつの展覧会として発表いたします。
展示内容:日本での滞在制作にあたり、まずはスラバヤでの活動を基に制作された作品を中心に、自己紹介となる展覧会を開催します。Kecoak Timur は、ジャワの人々に広く浸透している目に見えないものに対する信仰や習慣に着目し、現代では非合理的だと考えられるようなものの力を、この時代からの解釈を加えて提示します。
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