ⒸMitsuhiko Imamori
会期 | 平成25年7月20日(土)~9月1日(日) |
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休館日 | 月曜日 |
会場 | 九州芸文館 大交流室、教室工房1・2 |
開催時間 | 午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで) |
入場料 |
※ ( )内は前売り・20名以上の団体料金 |
お問合わせ |
九州芸文館美術展実行委員会 事務局 電話:092-643-3724 (福岡県庁公園街路課内) |
今森光彦(1954~)は、昆虫写真家として活動を開始し、世界各地に取材を重ねて、多様な昆虫の世界をカメラに収めてきました。1992年頃からは、アトリエのある滋賀県に拠点を定め、琵琶湖周辺の住民が周囲の自然と共存して暮らす環境を「里山」として捉え、カメラで追いかけはじめました。人々と自然との瑞々しい共生の姿は大きな反響を呼び、「里山」という言葉や自然との付き合い方を広く人々に知らしめることとなりました。
写真家として大きな足跡を残している今森のもうひとつの顔が、ペーパーカット(切り紙)作家です。小学校時代に熱中した切り絵を、写真家となってから再開し、昆虫や獣、草花などをはさみ一本で、まるで魔法のように一枚の紙から生み出していきます。
本展覧会では、「いきもの」「里山」の写真に加え、「ペーパーカット」の作品が一堂に会します。いずれにおいても、自然や里人、地域に対する今森の旺盛な好奇心と生命に対する暖かな眼差しが貫かれています。
今森は全国に多くのファンを持ち、これまでにも各地で展覧会が開かれてきましたが、同氏の全貌がここまで一挙に紹介される展覧会は初めての試みです。
九州芸文館は、多くの虫や鳥の棲息する筑後広域公園内にあり、周囲には「里山」が広がっています。九州芸文館を取り巻く地域は、まさに今森のフィールドと重なっていると言えます。今森の“まなざし”に触れることにより、筑後の豊かな環境を新たな角度から見直すきっかけとなるものと思います。
会期中は、子どもたちが夢中になる切り絵体験や撮影会などの関連イベントも実施します。夏休みの忘れられない思い出になるはずです。
今森光彦 (いまもり みつひこ)
1954年 滋賀県生まれ。
大学(近畿大学土木工学科)卒業後、独学で写真技術を学び、1980年よりフリーランスとなる。以来、琵琶湖をとりまく自然と人との関わりをテーマに撮影する。一方、熱帯雨林から砂漠まで、広く世界の辺境の地を取材し続けている。現在、滋賀県大津市在住。
写真集に『昆虫記』(1988年 福音館書店)、『世界昆虫記』(1994年 福音館書店)、『里山物語』(1995年 新潮社)、『湖辺』(2004年 世界文化社)など多数。
第48回毎日出版文化賞(1994年)、第20回木村伊兵衛写真賞(1995年)、第28回土門拳賞(2009年)など多くの受賞歴を持つ。
「今森光彦スライドトーク&サイン会」 (参加申し込みは必要ありません。当日は、直接会場へお越しください)
スライドトーク終了後、今森光彦氏のサイン会を行います。ただし、当日会場にて関連書籍をお買い上げのお客さまに限ります。
紙とはさみを使って、今森さんご本人と草花や昆虫、動物などを作り、ペーパーカットの魅力を体験します。
小学生以上が対象です。小学生は保護者同伴でご参加ください。
今森さんご本人と一緒に緑地を探検して「いきもの」を観察、その瞬間を写真に収めます。撮った写真は戻ってプリントアウトします。
小学生以上が対象です。小学生は保護者同伴でご参加ください。
(機材協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社)
植物画家の中島さんに教わりながら、身近な野草をリアルに描く、不思議な植物画の魅力に触れます。
小学生以上が対象です。小学生は保護者同伴でご参加ください。
不思議博物館館長でもある角さんとオーブンねんどを使ってオリジナルの生きものを作ります。
小学生以上が対象です。小学生は保護者同伴でご参加ください。
各回とも、午後2時~2時30分 (全3回)
会場内にペーパーカット体験や、今森氏の写真集・絵本・ペーパーカットの本などを自由に閲覧できるコーナーを常設します。
九州芸文館内カフェレストラン「ななつ星」が、「今森光彦の世界展-生命をみるまなざし-」開催期間のみご提供できる特別メニューをご用意されました。
「今森先生が手掛けられた里山、いきもの、ペーパーカットの作品から受けたイメージは、
『素朴な中にも鮮やかな自然の色合い』『ふるさとの風景とともに思い出される祖父母の
家で出される手料理』。これらのイメージをもとに筑後の食材・特産品を盛り込み、9品で
プレートを構成しました。(原店長より)」
「二色おにぎり(雑穀ごはん、鶏牛蒡の炊き込みごはん)
「筑後ごろし麺のお味噌汁」
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[朝焼けの棚田]
鍬をもった農家の人が田んぼの見回りをしている
早朝は、劇的に美しい。
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[親村の和尚]
みこしが神社から出ている間、るすばんをする村の長老たち。
神様に一番近い存在。
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[春の河口]
三五郎さんが漁をする場所には、
ヨシ原とヤナギの森が今でも健全に残っている。
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[田んぼから顔を出したトノサマガエル]
浮き草の茂る水面から顔を出したのは、トノサマガエル。
表情は、とてもユーモラス。
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[ラフレシア]
100×150
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[フタボシゲンセイ]
100×125
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[夕方、活動をはじめたミツユビナマケモノ]
100×125
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[エレファントバードの卵を持つ少年]
100×150
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[アポロウスバシロチョウ]
2010年 35.5×52.5
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[オオクワガタのけんか]
2008年 11
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[キアゲハ]
2000年 29×29
(画像)
ⒸMitsuhiko Imamori
[サンショクキムネオオハシ]
2001年 83.5×58.5
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